真昆布は二年藻

真昆布は二年藻。真昆布は二年目の成長ではじめて一人前になります。一年目の昆布は水昆布と呼ばれ薄く、味も二年藻にはかないません。
 皆さんに注目してほしいのは一枚目の昆布の葉先部分です。枯れたように溶けかかっているのは一年藻の最後の状態で遊走子が出る子嚢斑が残っているのが見られます。穴が空いているのはアワビやウニなどに囓られた痕です。
 先月の末には茎のすぐ近くの葉の部分まで枯れたような状態になっていましたが、その後、急激に成長し現在1m程の長さまで成長しています。二枚目の写真からその成長が見て取れます。
 しかしながら、茎のすぐ近くの成長点の限界まで食べられてしまうと二年目の成長は見られません。二年目の昆布林が誕生するかどうかはこの部分が残るかどうかにかかっています。
 この二年藻を確保できれば、アワビやウニの餌が少なくなる1月、2月も餌を確保できる可能性があります。むしろ、元々はそのような藻場が広がっていたのではないでしょうか。
 食害によるウニ砂漠、磯焼けを改善していくためにはウニなどの海藻を餌としている生物たちの適正管理が必要と考えられます。