NPO三陸ボランティアダイバーズについて

始まりは東日本大震災

 東日本大震災直後、岩手県出身のダイビングインストラクター、佐藤寛志はタイのクルーズから急遽帰国、惨状を確認すると同時に被災者支援活動を開始しました。

 インストラクターの元同僚たちは、佐藤寛志が被災地最前線で活動できるよう全国のダイバーをはじめ一般の方から義援金と救援物資を募り、段ボールにして約500箱以上、義援金250万円以上を集め現地に送りました。これが三陸ボランティアダイバーズの始まりです。

復興から、次の10年へ

 その後、全国各地からかけつけたダイバーにより、漁業再興の支援、美しい海、河川を取り戻す活動を継続してきました。

 震災からまもなく10年。復興は節目を迎えつつありますが、海の中では新たな問題が進行しています。年間1000本以上の潜水作業により、三陸の海を熟知する人間として、私たちは先頭にたってこの問題に取組み、豊かな自然と人材を後世に残せるよう、次の10年へ向けて再スタートを切ります。

三陸藻場再生のトップランナーとして

佐藤と仲間たちは、2009年から全国のダイバーを岩手に集め、サーモンスイムなど自然観察活動を三陸で展開してきました。

佐藤はタイ、ミクロネシアなど海外でのダイビングインストラクター経験を重ねていましたが震災を機に帰国。三陸に拠点をおき復興活動とダイビングショップ経営をおこなっています。全国から参加するボランティアと地域ニーズのマッチングを行ない、瓦礫撤去や清掃活動など、年間1000本以上の潜水活動を続けています。他の漁業地域では「密漁」と警戒されるダイバーが、ここでは漁業者と共存し信頼関係を築いています。

こうした活動で見えてきたのは、三陸で進行しつつある「磯焼け」の現実です。本来三陸海岸は、コンブ・ワカメ・アラメなどの海藻類が非常に豊富で、それが魚類や貝類のえさ場になってきましたが、急速に喪失が進んでいます。

海中でおきている「磯焼け」の進行を日々痛感していた佐藤らは、「磯焼け」という言葉が漁業関係者、行政に浸透する前から活動を開始。大船渡市越喜来地区での藻場再生実験、研究機関との連携など、再生手法の研究・実践・検証をおこなってきました。

こうした活動の成果として、再生手法やデータが蓄積し、2019年度からは行政や漁協からの受託事業として藻場再生事業に取り組んでいます。また、神奈川県江ノ島地区など、ノウハウを求める三陸以外の地域からも連携依頼があり、佐藤を始めたメンバーは各地を飛び回り、藻場再生の実践と研究を進めています。時々刻々変化する海洋環境の中、現場にあった再生手法、持続可能な活動構築のため今日も奮闘を続けています。

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これまで参加したボランティア
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年間潜水作業回数
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年間育成ダイバー
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三陸での活動期間

代表理事
佐藤寛志より

はじめまして、三陸ボランティアダイバーズの代表、佐藤寛志、通称クマです。岩手県花巻市出身。震災前から、三陸の海のあちこちに潜り、海の神秘と豊かさに魅せられてきました。

三陸の集落は、新幹線が通っている岩手県内陸部からも遠く離れ、山に囲まれ陸の孤島のような場所です。都会から来ると、まるで異国に来たような文化の違いがあります。

津波、船の事故など、命を危険にさらして生活している漁師たち。ここではだれもが海とつながり、命をたがいに預けあって生きています。

これまでの参加者は、最初はホントに言葉が通じないけど、活動が終わる頃には、ここの言葉が、忘れられない言語になる、といいます。それだけ、方言もキャラクターも強いんです(笑)

みなさんも「浜の人」になるくらい、ここの魅力に取り憑かれるはずですよ!

そんな三陸の世界へ、僕がご案内します。一生モノの出会いが、ここにはあります。

受賞歴

団体概要

特定非営利活動法人三陸ボランティアダイバーズ

設立:2011年10月3日

役員:代表理事 佐藤寛志
副代表理事 早乙女祐基
理事 越智隆治
理事 竹林真
理事 森和太
監事 大場誠司

復興活動など、活動の沿革についてはこちらをご覧ください。

活動拠点

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